2020.08.16熱中症
ここ数日猛暑が続いていますね、本当に暑いです👵7月は「今年はそんなに熱くないね」なんていっていたのに
この先数日も30度以上の予報が続いています さてタイトルにもあるようにワンちゃんやネコちゃんにも「熱中症」はあります
ワンちゃんは体温が急上昇すると、体の熱を下げるためにパンティング「ハァハァ」と激しい口呼吸をしますが、熱中症の初期はパンティングが通常よりも速くなります。体温の急上昇とともに、
以下のような症状がみられる場合は熱中症の可能性があり、救急で受診すべき事態である可能性ありです
状態の悪化が進行すると以下の可能性
・嘔吐や下痢
熱中症は人間同様に急激に外気温の上昇に対するセットポイントが上がったことにより
なんとか脳など生命活動に重要な部位を保護することを目的とした体の防護反応です
ショック状態なので他の原因でのショック同様に低血圧があり
血小板の急激な低下などが起こりえます パンティングにより気道(気管支 気管 肺など)のダメージ
重度循環不全から循環器へのダメージなどがおこります
🎇冷やした酸素室で管理し、静脈点滴をすぐさま流し
涎を抑えて誤嚥性肺炎を防除する ざっとあげてもこれだけやるべき処置があります
くどいですが🍔熱中症は進行性に悪化していく可能性があり、致死リスクがあります
回復したとしても、数日後に体の機能障害が出る可能性があることも怖いところです。
飼い主さんが軽度の熱中症だと判断しても、実際は目に見えないところで症状が起きていることもあります。
診察を受けさせずに飼い主判断で軽症と判断することは危険です 熱中症の症状がみられたら、獣医師に相談することをおすすめします。
koto.animedical@gmail.com
03-6666-6557
最近の投稿
-
- 2023.05.31
- ハムスターの体表腫瘍について│しこり…
-
- 2023.05.31
- 猫の尿管結石について│尿管閉塞を起こ…
-
- 2023.05.25
- お願い お知らせ
-
- 2023.05.15
- ハリネズミの口腔内腫瘍について│シニ…
-
- 2023.05.15
- フェレットのインスリノーマについて│…